新築住宅の完成まで大まかにまとめてみましたので参考にしてください。
なお、住宅の完成までに作業される業種は、下記のようになります。
基礎工事・大工工事・屋根工事・板金工事・左官工事・サッシなどの部材工事・タイル工事・シロアリ防虫消毒工事・建具など建具工事・電気工事・襖、障子、クロス工事・給排水工事・防水工事・ペンキ工事・クリーニング・2級以上の建築士・などです。
(1)
新築する敷地の面積・地型・方位・敷地が接する道路種類・都市計画等調査し、敷地の中に建築できる建物の大きさを建築基準法に沿って提案いたします。
お客様の希望する間取りやイメージを平面図に書き込み、何度も打ち合わせしていただきまして、平面図を仕上げます。
出来上がった平面図を元に建物の高さや窓の大きさ、外観のイメージ等立面図に仕上げていきます。また、敷地内の建物の位置を決め、配置図を仕上げます。
平面図、立体図、配置図を再度見直し、良ければ役所の建築指導課に建築確認を申請いたします。
(2)「地鎮祭」
施工主様と康治の安全を祈願いたします
(3)役所より、建築確認済み証の交付を受けたあと、建築工事を着工いたします。
(4)建築面積全体を平らに整地し、凹凸の無いようにコンクリートを打設します。
(5)平面のコンクリート上に16mm〜18mmの鉄筋を上下にダブルで網の目のように組みます。また、基礎の立ち上げ部分の鉄筋を立ち上げます。
建築面積全体に組んだ鉄筋にコンクリート打設いたします。建物の重さを建築面積全体で支える鉄筋コンクリートのベタ基礎部分の完成です。
(6)ベタ基礎部分鉄筋に立ち上げ部分の鉄筋を結合します。また、土台を固定するアンカーボルト及び基礎、土台、柱を固定するホールダウン金物を立ち上げ部分の鉄筋に結合します。そして高さ50cmの型枠で囲み、ここにコンクリートを打設し、鉄筋コンクリートの基礎を立ち上げます。
(7)完成した鉄筋コンクリートの基礎に床下の通風を確保するために硬質ゴムを敷きます。
硬質ゴムの上に材木の土台を置きます。土台と基礎をアンカーボルトで固定します。
土台に柱を組み込みホールダウン金物で、基礎・土台・柱を固定一体化します。
(8)柱に梁や筋交いを水平に組み立て、建物全体の主要構造を組上げます。一番高いところに幣ごしを立て、建物の上棟になります。
主要構造全体の水平や直角を確認して、火打ち金物など、耐震金物を取り付けボルトで固定します。
(9)壁・天井・床下などに隙間無く断熱材を入れます。
(10)1階と2階の床材として19mmの合板を敷き詰め、建物が地震によってねじれることを防ぎます。
電気・ガス・水道・ネット関係の内部配管を取り付けます。
(11)壁の開口部に窓枠などのアルミサッシを取り付けます。
(12)外壁を取り付けます。下地として合板を張り、防水シートを張りサイデリングまたはモルタル仕上げとなります。
(13)内装関係の仕事にかかります。
(14)内壁・天井・床に下地を造り、それぞれにフローリング・クロス・天板などで仕上げて行きます。
(15)外壁にペンキ塗り・吹きつけ等を行い、内部にはニス等で仕上げます。
(16)足場パイプを取り外します。
(17)門柱や門扉など取りつけ建物の外回りを仕上げていきます。
(18)建物の内外にハウスクリーニングをして完成です。